年の瀬は何かといそがしくバタバタするもの。
せめて大晦日くらいは、家にいながらゆっくり年越しそばを食べたいと感じている方も少なくないでしょう。
年越しそばはあちこちで目にしますが、デリバリーも購入方法のひとつです。
なんといってもその魅力は、台所に立たずとも出来立てのそばが食べられることです。
しかし年越しそばのデリバリーについて扱っているページはあまり多くありません。
そこでこの記事では、年越しそばをデリバリーする際の基礎知識や、おいしいそば屋を見つける方法などをお伝えしていきます。
ぜひ参考にされてくださいね。
年越しそばのデリバリー!基本
年越しそばは、そば屋やレストランにとっては稼ぎ時。
どのお店も12月初旬から中旬にかけて必ず情報を発信するので、見逃さないようにしておきましょう。
時期柄、年越しそばは注文が殺到するため、いくつか注意しておきたいポイントをご紹介します。
年越しそばのデリバリーは事前予約が基本
店舗も同時に営業するそば屋の場合などは、当日対応できる量に限りがあるためです。
予約は30日までとしているところがほとんどですが、店によっては早い段階で予約を終了してしまうことがあります。
電話予約がメイン
店の営業と並行しての受付になるため、ギリギリになると電話が繋がらないということも。
予約を開始したらすぐに押さえておくと安心です。
デリバリーできる範囲には限りがあります
そばの質を保って届けるため、デリバリーできる範囲には限りがあります。
多くのそば屋・レストランが、スピーディーに運ぶことのできるバイクでのデリバリーを中心としています。
そのため、まずは近くのそば屋・レストランを事前にリサーチしておくと安心です。
時間指定できない場合もあり
人気のお店は時間指定できない場合もあります。
また、時間指定ができたとしても、あくまで目安程度と思っておいたほうが良いでしょう。
デリバリーのそばというと、実際どうなのだろう?という疑問もあるかと思いますが心配ご無用です。
そばが伸びないようにつゆと別々に届けたり、元々伸びにくい配合に調整したりしているそば屋もあります。
出来立てのつゆと生麺が届き、茹でるところから自宅でできる一風変わったデリバリーもあるようです。
年越しそばのデリバリーを支える日本の知恵
ところでそばのデリバリーと言えば、昔から姿を変えずに残っているということをご存知でしょうか。
バイクでそばを運ぶお店の多くが、そばを乗せる専用の荷台を採用しています。
いわゆる「出前機」と呼ばれるものです。
今はボックス型の荷台を使っているところも多いですが、汁物のデリバリーを可能にした「出前機」についても少しご紹介したいと思います。
出前機が開発されたのは昭和30年代。当時は3社が製造していましたが、現在は1社のみという貴重な日本の技術です。
販売当初からほとんど形を変えていないそうで、見つけると確かに昔懐かしい雰囲気を感じます。
出前機は、上についている空気バネが汁物をこぼさず運ぶポイント。
バイクが揺れたり少し傾いたりしても、空気バネが衝撃を緩和し、バランスを保ってくれるのです。
運ぶ商品を上から押さえる部分も、絶妙な力加減で左右の揺れを軽減する仕組みになっています。
この優れた技術があるからこそ、「そばをデリバリーする」という考え方が日本に広まったと考えて良いでしょう。
ある意味伝統的な技術のひとつと言えるかもしれません。
おいしいそば屋の見分け方
そばのデリバリーに出前機を搭載したバイクを使用することが多い理由は、交通渋滞に巻き込まれにくい点にあります。
そのため、デリバリーが頼めるそば屋やレストランの多くは、比較的近い店舗ということになります。
時間があれば、近くのお店に一度足を運んで、おいしさを確かめておくことがおすすめです。
このパートでは、おいしいそば屋の見分け方のポイントをいくつかご紹介したいと思います。
大盛りがない!
質の良いそばほど、時間が経つにつれて味の良さが落ちていきます。
大盛りの場合、残り半分になる頃にはほとんど食べ頃が終わっている可能性が高いとされます。
自信のあるそば屋であれば、量ではなく質で勝負しているはず。あえて盛り方を少なくしていることもあります。
シンプルなそばで勝負!
年越しそばとは少し異なりますが、その店が「もりそば」をしっかり用意しているかどうかも重要です。
「もりそば」はいわゆる、そばとめんつゆのみでいただくそば。
一般的に注文することの多い「ざるそば」も十分おいしいですが、海苔が上に乗ることによって、そば本来のうまみや香りが味わいにくくなってしまうという見解もあります。
「もりそば」でストレートに勝負しているそば屋がおすすめです。
十割そばがあればラッキー!
十割そばは小麦などのつなぎを使わず、そば粉だけで作ったそばを指します。
そば本来の濃厚な香りや味が楽しめるほか、歯切れがよくのど越しも良いです。
より丁寧に打ってあるそばの場合は、余韻が長く口の中で楽しめるといいます。
扱いが難しいそばですが、だからこそ十割そばを出していれば店主のこだわりも強い可能性が高いです。
お店で食べるそばがおいしければ、デリバリーのそばにもはずれがないことがほとんどです。
実際にお店に足を運んで下調べしてみるのも、おいしい年越しそばをデリバリーするコツのひとつです。
年越しそばのデリバリーの注文方法や注意点は?【まとめ】
デリバリーの年越しそばの良いところは、とにかくその質の高さにあります。
お店のおいしさをそのままに、寒い冬にも家で待っているだけでおいしいそばが食べられるので、利用しない手はありません!
大晦日が目前に迫っている場合にも、あきらめないでくださいね。
おいしく出来立ての年越しそばを楽しみたい方は、予約の電話をしてみることをおすすめします!