お歳暮をいただいた時に欠かせない「お礼状」。
でも文字だけでは素っ気なく感じることもありますよね。
そんな時に役立つのが挿絵入りの便箋やはがき。
本記事では、お歳暮のお礼状にふさわしい絵柄や選び方の注意点、さらにおすすめのモチーフ例を紹介します。
お歳暮のお礼状は優しさの表れだから
お礼状には、こんな意味があります。
- お歳暮を頂いた事に対する感謝の気持ちを伝える。
- お歳暮が無事に到着した事を相手に伝える。
だから、早く出した方が良いのですね。
この時、何を書けば良いんだろう、と深く考え込んでしまうと、いたずらに時間だけが過ぎてしまいます。時間が経ってしまうと、もっとお礼状を出し辛くなってしまいます。
この理由で私の知人はお礼状を出しそびれてしまい、お歳暮の送り主(親戚のおばさんだったようです)から、怒られた経験があるそうです。「荷物が着いたかどうかくらい、連絡してよ!心配するでしょう!」と怒りの電話がかかって来たそうです。
お歳暮は贈った人も、無事に荷物は到着したか、相手は気に入ってくれたかなどと、色々と気を揉んでいるのです。慣れないと色々と大変ですが、送り主の不安を解消してあげると思って、ぜひお礼状を書いて下さい。
でも、そう簡単には書けない…
やっとの思いでお礼状を書いたけど、内容が膨らまないと言う事、ありますよね。便箋1枚にもならない、と言う場合もありえます。試しに私が、お礼状を書いてみます。
お礼状として、書いておきたい要素(時候の挨拶、自分たちの近況、お歳暮へのお礼、相手の身体を気遣う文章)を全て書いても、この短さです。これでは、手紙として送るのをためらってしまいます。
挿絵があれば救われる
こんな時は、白無地の便箋と封筒を使うのを止めましょう!
本来お礼状は、白無地の便箋と封筒を使い、縦書きで書くのが正式なマナーとされているそうです。でも、真っ白な便箋にほんの少しの文章は寂しい印象になります。
それに手紙を書き慣れていないのに、真っ白な便箋に字を書くのは、緊張する上に、字の上手い下手が目立つような気がします。
便箋やはがきに挿絵が付いていれば、お礼状を書く時の緊張が和らぎますし、読む人の心も和むのです。白無地の便箋と封筒にこだわってお礼状を出しそびれるよりは、挿絵の付いた便箋、それでも気がひけるなら挿絵の付いたはがきを使って確実にお礼状を出して下さい。お礼状はちゃんと出す事に価値があるのです。
お礼状にはどんな絵柄が良いの?
お歳暮のお礼状を出す人は、もう大人だと思いますから、挿絵もキャラクターものは止めましょう。季節感がある自然をテーマにした絵柄を探しましょう。
お歳暮のお礼状なら、冬に関する絵柄が良いと思います。雪の結晶、南天の葉と実、山茶花の花などが良いのではないでしょうか。
レターセット 冬 手紙 1080円(税込み 送料別)
縁起物の南天の図案です。
https://item.rakuten.co.jp/fagreetings/flw-4002/
レターセット 冬 手紙 1080円(税込み 送料別)
可憐な山茶花の図案です。
https://item.rakuten.co.jp/fagreetings/flw-4037/
こんな素敵なレターセットを使えば、お礼状書きもはかどりそうですね。
はがきなら自分で印刷するのも良いですね。
無料テンプレート Andante
http://mochu.andanteweb.net/kanchu_tate_14.html
寒中見舞いの無料テンプレートが紹介されていますが、文字なしのものを選べば、お礼状にも使えそうな絵柄がたくさんあります。のぞいてみて下さい。
少し注意して!
花の挿絵は、少し色味が地味になると、喪中はがきのようになってしまいます。
雪景色などもあまり寂しい図案は避けたほうが良いかも知れませんね。
どこかに暖かみを感じる色を使ったものを選ぶと良いですよ。
お歳暮のお礼状におすすめの挿絵アイデア
季節を感じさせる自然モチーフ
- 南天(なんてん):「難を転ずる」に通じる縁起物。赤い実と緑の葉が冬らしく華やかでお礼状にぴったり。
- 椿や山茶花:冬の花の代表格。可憐な花が上品な印象を与えます。
- 雪の結晶:冬らしさを出しつつ、透明感や清らかさを表現できます。
温かみを感じる生活のワンシーン
- 湯気の立つお茶やお椀:冬の寒さを和らげるイメージで、読む人の心を和ませます。
- こたつやみかんのイラスト:親しみやすく、家庭的な温かさを伝えたい時におすすめ。
- 冬の街灯や灯り:落ち着いた季節感を演出できます。
自分で挿絵を工夫するなら
最近は無料テンプレートやフリー素材を利用して、はがきや便箋に自分で印刷する人も増えています。
文字なしのテンプレートを選び、季節の花や冬景色をあしらえば、オリジナルのお礼状が簡単に作成できます。
電話よりもお礼状を勧める理由とは
『お歳暮のお礼なら電話でも良いのでは?』と思う人もいるでしょう。
お歳暮の送り主が親しい人で、電話で話す事が苦にならないのなら、電話でも構いません。直接声を聞かせられる電話は、相手にとって嬉しいものです。
でも、普段はめったに会わない遠方の親戚や知人、自分は直接の知り合いではない人(例えば夫の仕事の取引先の人)などの場合、電話では何を話して良いかわからずに冷や汗をかく事になるかも知れません。緊張して満足にお礼の気持ちを伝える事ができないかも知れません。
その点手紙なら、予め伝える内容を整理しておけますし、失敗したら書き直したら良いのです。
面倒なようでいて、実はお付き合い初心者にもお礼状は優しい存在なのです。
それに今は、手紙を送ることが減っていますから、手書きのお礼状を送るだけで、年配の人からはとても喜んでもらえるかも知れません。
そこに季節の花の挿絵でも付いていれば、なおさらです。
自分のお気に入りの図案の便箋や封筒、はがきを用意して、今年のお歳暮のお礼状は、楽しい気持ちで書いてみて下さい!