普通はチーズケーキを作る時に卵を入れますよね?
でも、卵アレルギーなどで卵が食べれない人や、チーズケーキを作ろうと思ったけど冷蔵庫に卵がなかった!なんて人もいるんじゃないでしょうか?
「卵がなくてもチーズケーキが作りたい!食べたい!」
大丈夫です。
卵なしでもチーズケーキは出来ます。ただ、卵が入った物と全く一緒というわけではありません。
今から、チーズケーキを卵なしで作るとどうなるか。また、卵を入れた時との違いや、卵の代用品になる食品を紹介したいと思います。
チーズケーキに卵を入れる理由・卵なしだとどうなる?
まず、卵なしでも作れるチーズケーキはレアチーズケーキかベイクドチーズケーキになるかと思います。
スフレタイプのものは卵の気泡性が重要になるので卵は必要不可欠だと思います。
今回はベイクドチーズケーキを作る仮定でお話しします。
焼き色をきれいにする
ケーキの色がほんのり黄色くて美味しそうな見た目になるのは、卵の黄身のおかげです。
表面の焼き色にも卵は関係してきます。
卵なしだと、白っぽいチーズケーキで少し焼き色も薄い仕上がりになります。
ケーキが形を保つ
簡単に言うと、つなぎがない状態で作るということになるので、崩れやすい仕上がりになります。
食感をよくする
卵は気泡性があるので、ふわふわした食感を作ることが出来ます。
また、卵黄にはレシチンと言う水と油をつなぎ合わせてくれる成分が含まれています。
チーズケーキで滑らかな舌触りになるのは、この乳化作用によって出来る物です。
味をよくする
卵を入れることにより、旨味やコクが加わります。
卵なしだと、入れたものよりかはさっぱりした、クリームチーズ本来の味のチーズケーキに仕上がりになると思います。
チーズケーキ 卵あり・卵なしの作り方の違いは?
先ほどお話ししたように、卵なしだとケーキの凝固性・焼き色・味・食感などで違いが出てきます。
作る過程ではこの凝固性・焼き色が大変重要になってきます。
どうなるかと言うと、卵なしで作るチーズケーキは卵ありと比べて、凝固させるものが入っていないので焼き上がりが非常に不安定です。簡単に言うと中はトロトロ状態です。
チーズを温めたら溶けますよね?まさにその状態に近いと思ってください。
普通は焼き上がり後、粗熱が取れたら型からはずしますが、卵なしなら、しっかりと冷蔵庫で冷やしてから型からはずした方がいいです。
もしご家庭にココットなどがあるのでしたら、ケーキの型よりもそちらの方がおススメです。
チーズケーキづくりにおける卵の代用品
チーズケーキを作る際の卵の代用品としていくつかご紹介いたします。
バナナピューレ・豆腐(ミキサーでトロトロにする)・ヨーグルト・ピーナッツバター アボガド・アップルソース・アクアファバ(ひよこ豆の水きりで出る液体)・ヴィーガンエッグパウダー
調べただけでもこれだけの物がありました。
ただ、これが完全に卵の代用品になるというわけではありません。
食感や風味は卵のようにはなりませんので、あくまでも「卵の代わりに入れてみる食品」としてお考え下さい。
チーズケーキの卵なしはどうなる?【まとめ】
いかがでしたでしょうか?卵ありと卵なしで作るチーズケーキがどうなるかの違いはわかりましたか?
卵は油脂を使うお菓子には欠かせない食品ではあるのですが、卵が食べられない人もいますよね?その時はぜひ代用品でご紹介した食品を試してみてください。
私がパティシエをしていたころはアレルギー対応のケーキはほとんどバナナのピューレで作ることが多かったです。
ふわっとはしませんが、しっかりとした食感で味もよかったですよ。チーズケーキに入れるならチーズの味を邪魔しない豆腐やヨーグルト・アボカドなんかいいんじゃないでしょうか?
色々挑戦してみて、お好みの代用品を見つけてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。