高校生向け夏休み作文の書き方と例文|簡単に書けるコツを徹底解説!

高校生になると、夏休みの課題で作文が出されることも多いですよね。

特に「夏休みの思い出」をテーマに書くよう言われると、どんな内容を書けばいいのか悩む人もいるかもしれません。

この記事では、作文を書くための基本的なコツや構成方法に加えて、夏休みの思い出をテーマにした具体的な例文も紹介しています。

苦手意識を克服して、すらすら書けるようになりましょう!

目次

作文の書き方のコツの前に、作文とは何か

作文を書く上で押さておきたいポイント

学校で書く作文はなんのために書くものなのでしょうか。
日記との違いを考えてみるとわかりやすいと思います。
日記は個人的な記録であるため、興味関心や自分の感情の赴くままに書き殴ったとしても何ら問題ありません。

しかし、作文は人に読まれることを意識した文章です。

そこで重要になってくるのが、読みやすさです。

読みやすい文章を書くために押さえておきたいポイントがあります。

作文の書き方のポイント1:明確なテーマ

何を伝えたいのか読み手に伝わるように書きましょう。
そのためには、書き始める前にテーマについて考えを深めておく必要があります。
自分でもよくわかっていないことを他人に伝えることは不可能だからです。

ポイント2:論理性

「原因」→「結果」
「理由」→「結論」
といったように、道筋のある文章は読みやすく、説得力があります。

ポイント3:構成

一読すれば内容が理解できる文章構成にしましょう。
何度も読み返さないと言いたいことが伝わらないようなら構成を直したほうがいいでしょう。

作文と小論文との違い

学生には馴染み深い小論文も作文と同じように、他人に読まれることを意識した文章です。

しかし、小論文と作文には違いがあります。

小論文は意見や理由を論理的に述べる力が試されます。
それに加えて、作文は自身の体験・経験・感性といったものを、どのように表現するかといった部分にも着目されます。

作文では豊かな表現が評価対象となるので、より自由に書くことができます。

高校生向け夏休みの作文の書き方

高校生向け夏休みの作文のテーマの決め方

テーマを自由に決められる場合、興味のあるものをテーマにしたほうが作文が捗ります。

どんなものでも考えを深めれば立派な作文のテーマになります。まずは身近なものを題材に考えてみましょう。

高校生向け夏休みの作文のアイディアの出し方

気になる言葉・単語リストを作る
例:『スマートフォン』『大学』『お金』『ラーメン』『大統領』(なんでもいいです)

「なぜ?」
理由を自分に問いかける。
例:なぜ大学に進学したいのか? なぜ四年制の大学でなければいけないのか? なぜ海外の大学に進学するのか なぜ社会人学生は働きながら大学に通うのか?

「それから?」
考えの先を自分に問いかける。
例:大学に進学してから何をする? 大学院には進学する? 仕事は何をしたい? 学生起業? 会社に就職?

「本当に?」
他の視点・考え方がないか自分に問いかける。
例:本当に大学に行く必要があるのか? 本当に○○大学でなくてはいけないのか? 大学でやりたいことは本当にやりたいことなのか? 本当に大学に行くメリットはあるのか?

このように、作文を書く前や、行き詰まった時はテーマについてよく考えるとアイディアが浮かんできます。

また、広島修道大学では中高生向けの作文コンテストを実施しています。
ホームページにテーマ一覧が掲示してあるので、参考にしてみてください。

高校生向け夏休みの作文の文章構成のやり方

あらかじめ文章の構成を考えておくことで作文はグッと楽にかけます。
文章構成にはいくつかのよく知られた方法があります。

『起承転結』4コマ漫画のようにストーリー性があるものに向いています。
『序破急』日本で伝統的に用いられてきた脚本構成のやり方です。海外の映画・ドラマ脚本でも『三幕構成』が主流です。
作文・論文では序論・本論・結論といったように3つに分けて文章構成します。

自分の伝えたいこと・表現したいことに合った文章構成にしましょう。

高校生向け夏休みの文章構成例

1:序論(起)

何について書かれた作文かわかるように、テーマを提示する。
例:私は大学進学を考えています。

2:本論(承・転)

要点ごとに段落を作る。
例:
2ー1、大学に進学したい理由・きっかけになったエピソード
2ー2、大学に進学してから何をしたいのか・現状との比較
2ー3、大学卒業後の展望

3:結論(結)

感想や、考えが変化したこと、気付いたことなどを書いてまとめる。

構成さえ出来てしまえばあとは、書くだけです。
作文なので面白いと感じた表現や素敵だと感じた表現は、どんどん取り入れて書いてみましょう。
書き終えてから一読し、違和感のある表現は少し修正すれば大丈夫です。

夏休みの思い出作文|高校生の作文例

作文例1 タイトル:夏休みに感じた小さな成長

今年の夏休み、私は初めて家族の手伝いで祖父母の畑仕事を経験しました。

これまで夏休みといえば、部活動や友達との遊びで忙しく過ごしていたため、畑で作業するなんて考えたこともありませんでした。

最初は朝早く起きることも、炎天下で土を耕すことも正直つらくて嫌でした。

しかし、祖父が黙々と草取りをしながら、「野菜も人も、毎日少しずつ育つんだぞ」と言った言葉が心に残りました。

その日から、作業の合間に野菜の成長を観察するのが楽しみになりました。

数週間後、収穫したきゅうりやトマトを家族で食べたとき、今までにない達成感を感じました。

普段食べている野菜が、こんなにたくさんの手間と時間をかけて育てられていることを知り、食べ物への感謝の気持ちが強くなりました。

この夏休みは旅行にも行かず特別なことはしなかったけれど、畑仕事を通して、毎日当たり前に感じていることの大切さに気付き、自分の中で少し成長できたように思います。

新聞感想文コンクール入賞作品
新聞の記事を題材にした作文です。
シリアスなテーマのものが多いですね!

まとめ 高校生向け夏休みの作文

今回は高校生向けに、夏休みの作文を書くコツと例文をご紹介しました。

作文は、テーマ決めや構成をしっかり考えることで驚くほど書きやすくなります。

この記事で紹介したポイントを参考に、ぜひ自分らしい言葉で夏休みの思い出を書いてみてくださいね。

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