お中元の訪問挨拶|アポなしでも良いの?失礼にならないマナーを徹底解説!

お中元の贈り方も、最近はデパートやネット注文による配送が主流になってきました。

でも、夏のご挨拶は本来、直接訪問して感謝の気持ちを伝える大切な機会です。

とはいえ、「アポを取らないと失礼?」「服装はどうする?」「どんな言葉をかければ?」など、いざ訪問しようとすると不安も多いですよね。

本記事では、お中元の訪問時に気をつけたいアポの取り方やマナー、失礼にならない対応のコツを、わかりやすくご紹介します。

初めての方でも安心して訪問できるよう、流れにそって解説しますので、ぜひ参考にしてください。


目次

お中元の挨拶にアポなし訪問って非常識?状況によってはOKなケースも

お中元を持っての訪問は、できるだけ事前にアポを取るのが基本的なマナーです。

いきなり訪問されると、相手が忙しかったり、そもそも家にいなかったりすることもありますよね。

でも、アポなしが必ずしもNGというわけではありません。

たとえば、以下のようなケースならそこまで気にしなくてもよいでしょう。

  • 実家や親戚など、普段から気軽に行き来している相手
  • 「近くまで来たらいつでも寄ってね」と日頃から言われている関係
  • 相手が高齢で電話に出にくい、連絡が取りづらい場合

とはいえ、アポなし訪問は相手の状況を無視してしまうリスクもあるため、できる限り事前に連絡を入れておくのが無難です。

どうしても急になってしまった場合は、訪問時に

「急で申し訳ありません、ほんのご挨拶だけでもと思いまして…」
「玄関先で失礼いたします」

といった一言を添えるだけでも、印象はまったく違ってきます。

お中元は「感謝の気持ち」を伝える場ですから、相手の立場に配慮した訪問を心がけたいですね。

お中元の挨拶|訪問する前からマナーは始まってます

さあ、お中元の品を決めたら次は訪問する日にちと時間。

相手の都合をまず聞くことから。

アポを取るというやつです。

電話をかける時のことば

ごぶさたしております。
夏のご挨拶に伺いたいのですが、日にちなどご都合はいかがでしょうか
ご挨拶かたがた、お会いしに伺いたいのですが。

当日急に伺う場合も先にアポを取ること。

まずは急であることへのおわび。

「玄関先で失礼します」と一言伝えましょう。

日にちが合えば次は時間。

相手からの時間指定がなければ、あなたの都合で決めてもOK。

だからといって、朝早くや夜分、ご飯の時間帯に訪問するなんて絶対ダメ!

リラックスしている時やご飯食べてる時に人が来たらいやなもの。

お中元だけでなく、家を訪問する時の最低限のマナーです。

流れで覚えちゃおうお中元を手渡す時のマナー

次に訪問した時のマナーやことばがけを。
まずは玄関先で。

ごぶさたしております。
本日はお忙しい中、お時間をいただきありがとうございます。

など。

ここでついお中元を渡しそうになるのをグッとこらえて。

部屋に通されてお互いに挨拶をすませます。
そしていよいよお中元の出番。

和室ならざぶとんに座る前に。
ふろしき、紙袋から出して、のしが相手の正面に向けてそっと差し出す。
畳にちょっとすべらすように手渡しで。
ふろしき、紙袋はちゃんと持ち帰りましょう。

手渡す時は

夏のご挨拶に伺いました。
こちら、お口にあえばよろしいのですが…。
ほんの気持ちですがお届けにまいりました。

また、帰る時のタイミングは訪問した側が切りだすのがマナー。

話がとぎれたところで「すっかり長居しまして…」と切りだしましょう。

玄関先ではスリッパを普通に脱いでまずクツをはきます。

ふりむいてスリッパをクルッと自分の方に向けてわきへ置く。

「ごちそうさまでした。ご主人さま、ご家族の皆さまにもどうかよろしくお伝えください。」と一言。
これでOK。

ほかにもあります、訪問する時のマナーあれこれ

まずは服装。

タンスから礼服をひっぱりだしてくる必要なんてなし。
かといって家にいる時みたいなラフすぎるのはマナー違反。

色味をおさえたスーツ、ワンピース、ブラウスにスカートあたりでじゅうぶん。

そして、訪問する時は約束の時間の5分前後の余裕をもって。
時間ぴったりにピンポーンは避けましょう。

交通事情などで遅れる場合は必ず連絡を。
お中元にかぎらず大人としてのマナーです。

お中元を選ぶ時にもポイントがあるんです。
夏場なので、食べ物なら生ものより日持ちするものがいいですね。

お中元をたくさんいただくお宅ならなおさら。
忘れられてしまうこともあるし、冷蔵庫の1部を独占させてしまうことにも。

でも、ご家族やご主人の好物が要冷蔵ってこともありますね。
せっかくならお好きなものを贈りたい。

そんな時は、手渡しする時に一言伝えておけば安心。「お好きとうかがったので◯◯を持ってまいりました」と、こんな感じで。

むずかしいことを言おうとしなくていいんです。
マナーを気にするあまり話に身が入らない。

上の空で話を聞いてしまう。
時計ばかりチラチラ見てしまう。

少し手順を間違えるよりこれらの方がずっとマナー違反。

お中元の挨拶、訪問デビュー! まとめ

お中元を直接お渡しするのは、形式にとらわれがちに見えて、実は相手との関係を深める絶好の機会。

少しの気づかいと、感謝の気持ちをきちんと伝えることで、心のこもったご挨拶になります。

アポの取り方や訪問時の流れなど、最低限のマナーをおさえておけば、過度に緊張する必要はありません。

「いつもありがとうございます」のひと言が、きっと相手の心にも残りますよ。

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