「お盆過ぎると涼しくなる」と昔から言われていますが、最近はそう感じない年も増えていますよね。
本当にお盆を境に気温は下がるのでしょうか?
この記事では、お盆明けに涼しくなる理由や近年の気候変化、さらに「お盆に海はダメ」と言われる背景までわかりやすく解説します。
夏の過ごし方や安全対策の参考にしてください。
お盆を過ぎると涼しくなると言われる理由
「お盆も終わったし、もう秋がくるね~」なんて言葉を耳にします。
実際私は子どものころ、お盆明けの寒さに体がついて行けず、よく風邪をひいていました。
寝苦しい夜が一変して、突然涼しくなるから驚きです。
お盆を過ぎると涼しくなる要因には日本の気候が影響しています。
そもそも日本の夏が暑いのは、「太平洋側にある高気圧」の影響だと言われています。
この高気圧の勢力が弱まってくることでお盆を過ぎると涼しくなるのです。
お盆以降に海に入るなと言われる理由
お盆を連想するワードの中で、「海はダメ」という言葉を思い浮かべる方は多いのではないでしょうか。
私は子どものころ「お盆は海に入ると、幽霊に連れていかれちゃうよ~」なんて言われておどかされていました(笑)
お盆は、8月13日(迎え盆)にご先祖様がこの世に帰ってきて、8月16日(送り盆)にあの世に戻るとされています。
水辺は「霊の通る場所」と考えられているため、お盆の期間(特に送り盆)に海や川に入ると、霊に連れて行かれてしまうと言われているのです。
普通に怖いですね・・・。
しかし迷信とは別に、お盆以降に海がダメな理由もあるようです。
*クラゲに刺されやすくなる!?
「お盆にクラゲが大量発生する」という話はよく耳にしますね。
しかしこれは間違えで、正確には「クラゲが大きく成長して、肉眼でも見えるようになる」というのが正しいです。
お盆の時期は海水温がピークに温かくなり、クラゲが育ちやすい環境になります。
大きく育ったクラゲは動きも活発。
よってクラゲに刺されてしまう人も増えてしまうのです。
刺されると皮膚がただれたり痛みもあるため、できることなら刺されたくはないですよね・・・。
*波が荒くなる
お盆の時期は台風が発生しやすい時期でもあります。
みなさんは「土用波」をご存じでしょうか?
土用波は台風の影響を受けて、小さな波がだんだんと大きな波となって押し寄せる波のことです。
はるか遠くで発生した台風によっても土用波は起きるため、一見穏やかな海でも注意が必要です。
最近はお盆を過ぎても涼しくならない!?
*お盆を過ぎても続く猛暑
近年では温暖化や異常気象の影響もあり、「お盆を過ぎたのに全然涼しくならない!」と言った声も聞かれます。
太平洋側の高気圧の勢力が弱まらず、10月のはじめごろまで気温が高いこともあるそうです。
原因は特定されていませんが、温暖化の影響もあるのではないでしょうか。
*お盆の前でも大きなクラゲがたくさん・・・
温暖化にともない、気温だけではなく海水温も上昇しています。
海水温が上がると元気になるのがクラゲ。
お盆の前にも関わらず、クラゲが大量に目撃されている地域もあるのだとか!
ビーチに行く際は、天気予報はもちろんクラゲの発生状況も調べたうえで、海水浴を楽しみたいですね。
お盆過ぎると涼しくなるは地域差がある?
「お盆を過ぎると涼しくなる」と言われますが、実は全国どこでも同じように気温が下がるわけではありません。
日本は南北に長く、気候区分もさまざまです。ここでは地域ごとの違いや、暦との関係について解説します。
北海道・東北は実際に涼しくなりやすい
北海道や東北北部では、お盆を過ぎると朝晩の気温が一気に下がる傾向があります。
特に内陸部では放射冷却の影響もあり、最低気温が20度を下回る日も珍しくありません。
これは太平洋高気圧の勢力が弱まり、北からの冷たい空気が入りやすくなるためです。
体感としても「夏の終わり」を感じやすい地域だといえるでしょう。
関東〜西日本は残暑が厳しい
一方、関東から西日本にかけては、近年お盆を過ぎても猛暑日が続くケースが増えています。
太平洋高気圧の張り出しが長引くと、9月に入っても真夏日が続くこともあります。
そのため「昔は涼しくなったのに」と感じる人が多いのです。
特に都市部ではヒートアイランド現象の影響もあり、夜間の気温が下がりにくい傾向があります。
「処暑」という暦との関係
暦の上では、8月23日頃は「処暑(しょしょ)」と呼ばれ、暑さが和らぐ時期とされています。
昔の人はこの時期の体感をもとに「お盆を過ぎると涼しくなる」と言い伝えてきました。
しかし近年は気候変動の影響もあり、暦と実際の気温にズレが生じています。
言い伝えは目安と考え、その年の天候情報を確認することが大切です。
お盆を過ぎると涼しくなるは本当?【まとめ】
いかかでしたでしょうか。
「お盆を過ぎたら涼しくなる」「お盆に海はダメ」と言われる理由がわかりましたね。
しかし暑さは年々厳しくおり、これらの言葉をうのみにするのは危険です!
「お盆を過ぎたら涼しくなる」という言葉は時代とともに聞かれなくなってしまうのでしょうか・・・。
お盆の時期に関わらず、暑さ・安全対策を徹底して、上手に夏と付き合っていきたいものですね。
