三が日は年神様と共に過ごすことができる貴重な3日間。
お供え物やお飾りなどで華やかにすることで、新たな1年が良き年になるように神様へ願いを込めて思い思いに過します。
そんな神様の訪問がある三が日は、お供え物も普段の日常より豪華にしたいところです。
筆者の家では毎年祖母がお餅をつくので、色々な種類のお餅を日替わりでお供えしております。
また、庭に小さいながら鳥居とお稲荷さんの祠がありましてこちらにもお供え物をします。
内神様、外神様、思った以上にたくさんの場所にお供え物をするので量も必要になるんです。
今回は神様をお迎えし、三が日をゆっくりお過ごしいただけるようなお供え物や、神棚についてなど皆さんと一緒に見ていきたいと思います!
三が日とお供え物
三が日のお供え物は年神様をお祀りする役割があります。
主には、お正月飾りや鏡餅といった縁起物をお供えします。
筆者は鏡餅ではなく自宅でついたお餅に、おせちで作った煮物やら伊達巻やらもお供えしていますよ。
地域やご家庭によって、お供え物の品数や種類なども様々ですね。
ちなみに、お供え物の代表でもある鏡餅。
上が小さく、下が大きいお餅が重なっていますよね?
諸説によりますが、この組み合わせには「太陽と月(陽と陰)」と関係があるのだそうです。
正月飾りにもそれぞれ意味がありますから、三が日のお供え物にはやはり神秘的なものを感じますね。
三が日の神棚へのお供え物はどんな物があるのか
皆様のご自宅に神棚はありますか?
神棚は「神道(シントウ)」と言って、神様を祀る棚を示します。
お仏壇は亡くなった方やご先祖様の供養が目的ですから、意味が違いますね。
神棚のお供え物にはお正月だけお供えする物がいくつかあるのでご紹介します
神饌(シンセン)
神饌は「神様や神社にお供えする物」を示します。
主には、お水、酒、塩、米の4つです。
朝にお供えをし、夕方に下げるというのが一般的のようですね。
皆様のご自宅ではどのように上げているのか気になりますが、筆者の自宅では三が日は神棚に神饌をしてからでないとご飯を食べてはいけないという昔からの風習があります。
お供え物をして、神棚に手を合わせてからご飯をいただきます。
子どもの頃、つまみ食いをしてよく怒られていました。(笑)
榊(サカキ)
こちらはお正月に限らず、1年通してお供えするご自宅も多いのではないでしょうか?
榊は神木として神様にお供えする物です。
榊は神様が住む世界と私たち人間が住む世界の堺を表す「境木(サカイキ)」という意味が転じて生まれた物だという説があります。
こちらは、スーパーやホームセンター等で気軽に購入できますので、正月飾の準備をする際は必ず新しい生き生きとした榊を購入してお供えしましょう。
お供えした食材はどうするべき?
お餅や季節の食材、お料理といったお供え物をすることが分かりましたが、神棚にお供えした食材。
下げたお供え物は皆さんどうされていますか?
三が日に限らず、お供え物には神様の力がこもると言われています。
その力がこもった食材は家族みんなで食べるのが良いとされているようです。
ただ、筆者の自宅のように朝に食材のお供え物をして夕飯時の交換までお供えしたままの場合、空気に触れた食材は当然カピカピのカラカラになってしまいますので、そうなった場合は無理に食べず処分をしましょう!
いくら神様の力がこもっていたとしても、お腹を壊しては意味がありませんから。
三が日の神棚へのお供え物は?【まとめ】
いかがでしたでしょうか?
三が日のお供え物は普段よりも自然と華やかになりますよね。
お供えした食材はとても縁起の良いものですので、簡単には捨てず、家族団らんの輪に神様を加えてあげる感覚で食卓に並べてあげると良いですね!
三が日の神棚も気持ちの良い格好できれいにし、神様をお迎えしてあげてくださいね。