お年玉はピン札が基本?それとも古いお札でもいい?──毎年お正月になると迷う人も多いはず。
本記事では、新札・ピン札との違いを整理しつつ、古いお札を渡すときの工夫やマナーを解説します。
新札とは?
新札と言うのは、まだ誰も使っていないお札のこと。
日本銀行から発行されたままのお札です。
何枚かある時は、連番になっています。
皆さんご存知だと思いますが、お葬式などでは新札はタブーになっています。
新札は『用意したもの』と捉えられるので、人が亡くなられるのを待っていたとなりますので、これはいけませんね。
ピン札とは?
ピン札というのは、誰かが使ったものでもまだ折りしわのないピンと張ったきれいなお札のことです。
しわがあっても、アイロンをかけてしわを伸ばしたものなら『ピン札』と言います。
今回テーマとなっている「お年玉がピン札じゃない」というのは、新札ではもちろんなく、ピン札でもない状態のお札をお年玉にしちゃって良いのか?て内容ですね。
新札の両替について
新札に両替する方法って知っていますか?
以前は、用紙に『新札』と書いて窓口で申し込みましたが、最近は両替機で新札に替えられる銀行が増えてきています。
我が家の近くの都市銀行のM銀行、電話で聞いてみたら『両替機の選択ボタンで新札に替えられます』との事でした。
『そんなことできるの?』と正直びっくりしましたが、世の中進化していますね。
やはり我が家の近くの地銀では、1万円札なら両替機で新札と替えられますが、他の金種の場合は窓口じゃないと替えられません。
同じ金種50枚なら手数料なしで替えられます。
商売をされている方達が、お釣りのために毎日両替をされていますよね。
私の知り合いの美容院では、いつ行っても新札でお釣りを下さいます。
とても気持ちいいですよね。
客商売の場合、こんなところにも気を使っているのですね。
我が家の近くの郵便局で、両替はしていないと言われた事がありました。
でもその時は、あまりお客さんがいなかったからか、綺麗なお札を探してくれました。
郵便局の場合も銀行の場合も、その店舗によってだいぶ違うようですよ。
新札の入手方法
新札を手に入れるためには、上記に書いたようにまず銀行で両替してもらうのが一番です。
それが難しい時間でしたら、コンビニのATMや宿泊中のホテルで手に入れることも出来ます。
が、やはり出来るだけ早く手に入れておくのが得策だと思います。
新札ではなくピン札でよければ、前にも書いたように『アイロンがけ』ですよね。
少し湿らせて低音でアイロンをかけてください。
焦がさないように気をつけてくださいね。
正直、最近はお年玉をあげる相手のいない我が家ですが、お稽古事のために、1万円札と5千円札と千円札の新札(ピン札)を数枚ストックするようにしています。
いざと言うとき困らないために、皆さんも如何ですか?
新札とピン札のことを書いてきましたが、どうでしょうか?
我が家は、お年玉を初めお稽古事のお月謝には新札(orピン札)を使っています。
でも、子供のお年玉を古いお札で頂いた事が何度もありました。
古いお札だから、不愉快だなんてことはありませんでしたよ。
むしろ使いやすいので、そのお札から使い、綺麗なお札は貯金に回したりしていました。
お年玉に古いお札を入れるときの工夫
① 折れ目や汚れは避ける
ピン札が理想ではあるものの、古いお札しかない場合は「極端に折れ目や汚れのないもの」を選ぶようにしましょう。
書き込みや破れがあるお札は避けるべきです。
② 向きやたたみ方で整える
ぽち袋に入れるときは、人物の顔が上を向くように三つ折りにすると丁寧な印象になります。
ピン札でなくても、きれいにたたんで向きを揃えるだけで「きちんと感」が出ます。
③ ひとこと添えて気持ちを伝える
もし古いお札しか用意できなかったときは、渡す際に「今日は両替に行けなくてごめんね」とひとこと添えると、受け取る側も気にならなくなります。
大切なのはお札の状態よりも「おめでとう」「頑張ってね」という気持ちです。
【結論】お年玉はピン札じゃないでも良い
では本題に戻ってお年玉のお札はピン札じゃないでも良いのか?ってことですが・・・
結果的には、それぞれの考えだと思います。
今はいろいろな考え方の人がいます。
『こうじゃなきゃいけない』『こうするべきだ』と言う考えの人もいます。
逆に、ものすごく自由な発想の人もいます。
その人その人だと思いますので、縛られる事なく地に足をつけ、自分の考えで生きていけばいいと思います。