甘くてほっこり温まるおしるこ。
「太りそう」と思われがちですが、実は美容や便秘解消に役立つ栄養が豊富で、食べ方次第では太らないスイーツなんです。
本記事では、おしるこの効能とダイエットにも活かせる食べ方の工夫を解説します。
おしるこの効能(あんことお餅両方)
貧血予防
小豆には鉄分、お餅にはモリブデンが含まれています。
モリブデンは、鉄の代謝に関わっているため鉄が不足すると、肝臓に蓄えられている鉄を運ぶ手助けをし、造血を促す働きがあります。
この働きによって鉄欠乏性貧血を予防する効果があります。
肥満抑制
パントテン酸というビタミンの一種が様々な栄養素をエネルギーに変える働きをするため、肥満抑制に期待できます。
美容効果や便秘解消にも!小豆の栄養素とは?
小豆にはたんぱく質と食物繊維が豊富に含まれています。
また、ビタミンB群やカリウム、鉄、ポリフェノールなども含まれていて栄養たっぷり!
そこで、小豆の美容効果をご紹介します。
アンチエイジング効果
小豆にはポリフェノールが赤ワインよりも多く含まれています。
紫外線などで増えたシミやしわなどの原因になる活性酸素を除去する働きがあり、若々しさを保ち、動脈硬化などの生活習慣病の予防にも効果的。
疲労回復
ビタミンB群が糖質・脂質・乳酸などの代謝をサポートして、疲労物質をエネルギーに変換する働きがあります。
ビタミンB2は、「発育のビタミン」と呼ばれ、健康な皮膚や髪、爪などを作ります。
水に溶けやすいビタミンのため、おしるこで摂取するのは効率的です!
むくみ解消
カリウムは体内の水分量を調節して、余分な塩分を排出してくれる働きがあるので、むくみの解消になります。
そのほかに、カリウムには血圧を下げる働きもあります。
また、サポニンにも高い利尿作用があります。
さらに、糖質が中性脂肪に変化するのを抑えてくれる効果があり、高脂血症や動脈硬化にも効果があります。
便秘解消
小豆には不溶性食物繊維が多く含まれており、腸の中で水分を吸収して膨らみどろどろと粘りが出ます。
そこで自然に便のかさが増し、腸内を刺激することで便通を促します。
食物繊維が多く含まれていると噛む回数が多くなり満腹感を得やすくなります。
肥満予防や生活習慣病の予防にも効果があります。
意外と太らない!お餅の栄養素
お餅には、炭水化物、脂質、たんぱく質、ビタミンB 1やカリウムなどが含まれます。
手軽にとれて、栄養豊富なのでアスリートの補食などにも食べられています。
実は低カロリー
餅は腹持ちがよく、ゆっくり消化されます。
市販の切り餅は1個あたり120キロカロリー、お茶碗1杯の白米は250キロカロリー。
切り餅2個と、お茶碗1杯の白米が同じくらいのカロリーになります。
切り餅2個とお茶碗1杯の白米を食べたとき、お持ちのほうが満腹感を感じやすくないでしょうか?
代謝を上げて免疫力アップ
でんぷんの一種でお持ちの粘り成分「アミロペクチン」、熱を逃がしにくく体を温め、代謝を促します。
体を温め、寒い時期でも体温を保ってくれるため、免疫力アップにもつながります。
ダイエット中でも安心?おしるこの食べ方と工夫
食べるタイミングで効果が変わる
おしるこは糖質が多めなので、夜遅くよりも午前中や昼食後のデザートにすると血糖値が安定しやすく、脂肪として蓄積されにくいといわれています。運動前の軽食として取り入れるとエネルギー補給にも最適です。
餅を減らして代用品を活用
「餅でカロリーが気になる」という方は、餅を1個に減らしたり、サツマイモや白玉、片栗粉で作るミルク餅に代えてみましょう。
食物繊維やビタミンが摂れる上、カロリーも抑えられます。
飲み物を組み合わせて血糖値コントロール
緑茶やブラックコーヒーと一緒に食べると、カテキンやカフェインが糖の吸収を緩やかにし、血糖値の急上昇を防ぐ効果が期待できます。
飲み物を工夫することで、太りにくく美容効果を高める食べ方になります。
おしるこの効能とは?【まとめ】
甘くてボリューミーなおしるこに意外な効能がたくさんありますね。
甘さの割にはたくさんの栄養素のおかげで血糖値の上昇が緩やかで、脂肪分も少ない。
様々な美容効果や便秘解消、健康効果もあり、太りにくい。
実は素晴らしいバランス食ですね!
自動販売機やインスタントでも売っているので、手ごろに手に入るのもうれしいですね。
寒い日の夜にいかがでしょうか?