七草粥の野菜の切り方は?すずな・すずしろの根っこは食べる?下ごしらえ完全ガイド!

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1月7日に食べる七草粥。
でも「七草の切り方」や「根っこは食べるの?」と迷ったことはありませんか?
特にすずな(かぶ)やすずしろ(大根)は、どこまで食べられるのか分かりにくいですよね。
この記事では、七草粥の正しい切り方・下ごしらえ・調理の順番をわかりやすく解説します。
今年は栄養も香りも逃さず、きれいでおいしい七草粥を作りましょう。

目次

七草粥とは?

毎年1月7日に食べる七草粥は、平安時代から続いている日本の季節行事です。

まだ寒さが残る季節に芽を出す春の七草を刻んで入れたお粥を食べてその年の「無病息災」を祈祷します。

最近はお正月で疲れた胃を休めるためにという意味合いもあり、スーパーやコンビニなどにも材料が並ぶためよりカジュアルに家庭で楽しめるようになっています。

まずは七草の種類とその効能を簡単にみていきましょう!

ほとけのざ

こちらはキク科の植物です。
効能としては、整腸作用、高血圧予防、アトピーの改善などが挙げられます。

ごぎょう

草餅に用いられる野草のことです。せき止め、喉の消炎作用、むくみ改善効果があります。

はこべら

痛み止め、止血効果、歯槽膿漏の予防効果などがあり、漢方にもよく使われています。

せり

セリはお鍋の具としても人気ですね!整腸作用、食欲増進、高血圧や動脈硬化の予防に効果があります。

なずな

別名ぺんぺん草。ビタミンA、B、カリウムを多く含んでいます。

すずな

すずなはかぶのことを言います。根っこ部分はビタミンCや消化にいい成分を含みます。葉はビタミンA、Cや鉄分、葉酸を含んでいます。

すずしろ

スズシロは大根のことです。葉にはかぶ(すずな)同様、ビタミンA、Cや鉄分、葉酸を含み、胃もたれ解消効果や冷え性の解消にも効果があります。

食卓にもよく並ぶ馴染みのある野菜ですね。

七草粥の野菜の切り方は?下ごしらえや根っこ食べる?

七草粥には予想以上に多くの栄養素が入っていて驚きますよね。その栄養素、あますことなく頂きたい!

それには正しい下拵えが必要です。食材を前に途方に暮れる前にしっかりおさらいしておきましょう。

すずな(かぶ)、すずしろ(大根)の切り方と下ごしらえ

大根(すずしろ)とかぶ(すずな)は根菜のため、葉っぱと根っこを切り分けます。根っこ部分は薄いいちょう切りか輪切りにしましょう。

葉っぱは他の葉物より先に入れて2分くらい長く茹でます。茹で上がったら1〜1.5cmくらいに切るのが一般的です。

お粥との一体感を楽しみたい方は粗みじん切りにするのもおすすめです。

その他の野菜の切り方と下ごしらえ

七草粥の野草は火が通りやすいので30秒程度さっとゆでるのがおすすめです。

あまり長く火にかけてしまうと、栄養素も流れ出てしまいますし、葉が溶けてビジュアルもよろしくありません。

七草粥の作り方

基本の七草粥の作り方を紹介します。
水加減はお好みで調整してくださいね。

七草粥の材料(4人分)

・七草セット・・・1パック
・お米・・・2合
・塩・・・小さじ1
・水・・・7カップ

作り方

1. 研いだお米と水を土鍋に入れて、中火〜強火にかけます。
2. 煮たったらすぐ弱火にして約40分煮ます。
【ポイント】吹きこぼれそうになったら少し蓋をずらしてもいいですが、絶対にかき混ぜないようにしてください!せっかく土鍋の中で踊っているお米に均一に火が通らなくなってしまいます。
3. お粥を作っている間に先述した秒数で七草を茹でていきます。
塩を入れた湯で下茹で(水は分量外)するのですが、すずな(かぶ)とすずしろ(大根)から茹でるようにしましょう。
ゆであがったらすぐに冷水にとり、冷ましてから刻んでおきます。
4. 炊き上がったお粥に3で用意した具材を混ぜて、5分ほど蒸らせば完成です!

今回は土鍋で作る方法を記載しましたが、今は炊飯器でも手軽につくれるので時間をかけたくない!

という方はぜひ炊飯器で作ってみてください。その際の水の量は各メーカーに従ってくださいね。

野菜を別茹でして最後に混ぜるのは変わらずです。

七草粥をもっと美味しくする!切り方と調理のコツまとめ

七草の香りを引き立てる「切る順番」と「タイミング」

七草粥の魅力は、七草それぞれの香りと食感を活かすこと。


意外と大切なのが「切る順番」と「入れるタイミング」です。

  • ①すずな(かぶ)・すずしろ(大根)
     → 根菜なので火が通りにくい。最初に下茹でしてから薄切り。
     → 葉と根を分け、根はお粥と一緒に煮ると柔らかく甘みが出ます。
  • ②ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・なずな・せり
     → 香りが飛びやすいので、最後にさっと茹でて刻むだけ。
     → 下茹では30秒〜1分以内が目安。火を通しすぎると色が悪くなります。

この順番を守ることで、七草それぞれの香りと栄養を逃さずに仕上げられます。


すずな・すずしろの「根っこ」は食べていいの?

結論から言うと、すずな(かぶ)もすずしろ(大根)も根っこまで食べられます。


むしろ根の部分こそ、栄養が詰まっているんです!

  • すずな(かぶ)の根にはビタミンC・食物繊維が豊富。
  • 皮をむかずに使うとより栄養を摂取できます。
  • すずしろ(大根)の根には消化を助ける酵素「ジアスターゼ」が含まれています。
  • 胃に優しく、年始の食べ疲れにもぴったり。

ただし、根のヒゲ部分(細い根先)は切り落としてOK。

土や繊維が残りやすく、口当たりを損ねることがあります。


七草粥の「見た目をきれいにする」仕上げテク

せっかく七草粥を作るなら、色鮮やかに見せたいですよね。


以下のコツで、仕上がりがぐっと美しくなります。

  • 七草は下茹でした後に冷水にとって色止めする。
  • 刻む時は1〜1.5cmの長さを目安に統一すると上品な印象に。
  • お粥に混ぜたあと、5分ほど蒸らしてなじませると香りが立ちます。

また、彩りを重視するなら京人参や柚子皮をトッピングすると華やかに仕上がります。

七草粥の野菜の切り方は?【まとめ】

今回は七草粥の野菜の切り方や調理について解説してみました。

1年に1度しか作らない七草粥の野菜の切り方などは、当日になるとパニックになりますよね。

どこまで食べれるの?根っこ食べる?

など、疑問が解消できたら嬉しいです!

今年の七草粥も気負わずに、楽しく美味しく頂きましょう。

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