秋の味覚の代表格といえば「栗」。
栗ご飯やモンブランなど、秋には美味しい栗料理がたくさん登場しますよね。そして、そんな栗を自分で拾う「栗拾い」は、季節を感じられる人気のレジャー体験です。
でもいざ行こうと思ったとき、気になるのが服装や持ち物。
この記事では、栗拾いに適した服装や履き物、あると便利な持ち物、そして秋ならではの注意点について詳しくご紹介します。
ぜひ参考にして、安全で楽しい栗拾いを満喫してください!
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栗拾いに適した服装と履き物とは?

栗拾いは自然の中を歩き回るアクティビティのため、服装次第で快適さや安全性が大きく変わってきます。
ここでは、年齢や性別ごとに最適な服装と靴の選び方をご紹介します。
共通して意識したい基本スタイル
栗拾いの時期は、まだ虫が多く、日差しが強い日もあります。
加えて、栗にはトゲトゲの「イガ」があるため、肌の露出を控えることが基本です。
半袖・短パンなどは避け、長袖・長ズボンでしっかりと肌を守りましょう。
さらに、頭部の保護と熱中症予防のために帽子も必須アイテムです。
特に農園や山間部では栗の木からイガが自然落下することもあるため、つばの広い帽子がおすすめです。
足元も重要で、地面にはイガや石ころ、小枝が落ちています。
サンダルやヒールは避け、つま先まで覆われたスニーカーや厚底の運動靴を選びましょう。
子どもにおすすめの服装と靴
- 長袖・長ズボンで肌を保護(できれば撥水性・通気性のある素材)
- つば付きの帽子で頭と首元をカバー
- サイズの合ったスニーカーまたは長靴
- 転倒防止のため、靴ひもタイプよりマジックテープ式が安全
- 明るい色の服だと汚れや虫の付着が分かりやすい
子どもは動きが活発なうえに、地面のイガや虫に夢中になりやすいので、怪我予防を第一に考えた服装を心がけましょう。
女性におすすめの服装と靴
- 動きやすいカジュアルなパンツスタイル
- 紫外線&イガ対策にアームカバーやレギンスの活用も◎
- 帽子は日よけ・落下防止の観点からつば広タイプがベスト
- 厚底スニーカーやアウトドアシューズで安全に
おしゃれも楽しみたい方は、機能性を損なわない範囲で秋カラーのコーディネートを取り入れるのもおすすめです。
高齢者におすすめの服装と靴
- 吸湿性のある長袖シャツ+ストレッチ性のある長ズボン
- 滑りにくい靴底のウォーキングシューズや登山靴
- 腰や膝への負担を軽減するため、厚底インソールや中敷きも活用
- 杖や軽い折りたたみ椅子を持参しても◎
高齢者の方は転倒や疲労に配慮した装備を心がけましょう。
長時間の屈み作業も想定して、立ち座りしやすい服装が望ましいです。
雨の日の栗拾いはできる?服装でしっかり対策を

栗拾いのシーズンである9〜10月は、ちょうど秋雨前線や台風の影響を受けやすい時期です。
小雨程度であれば開催される農園もありますが、足元が滑りやすくなったり、イガ栗が湿って扱いにくくなったりするため、服装と装備には普段以上の注意が必要です。
雨の日の栗拾いに適した服装
- レインウェア(上下別タイプ)
ポンチョでは風でめくれてしまうため、上下セパレートのレインスーツがおすすめ。通気性と動きやすさを両立させると快適です。 - 撥水性のある帽子またはフード付きジャケット
濡れた髪で体が冷えるのを防ぐために、頭部の防水はマスト。
つばがしっかりした帽子なら視界も確保しやすくなります。 - 長袖・長ズボンのインナー
雨でも肌の露出は避けましょう。レインウェアの下は、速乾性のある素材がベストです。濡れても冷えにくく、動きやすさも損なわれません。
雨の日の履き物選び
- 長靴 or 防水トレッキングシューズ
地面がぬかるんで滑りやすいため、靴底がしっかりとした滑りにくいタイプを選びましょう。長靴は足元を完全にカバーできますが、履き慣れない場合は防水加工のあるスニーカーでも代用可能です。 - 滑り止め付きの靴下や中敷き
長時間歩く場合、靴の中でも滑らないような対策も有効です。
その他の雨対策アイテム
- 防水手袋または厚手のゴム手袋
イガを拾う軍手は濡れると逆に危険です。
防水タイプなら、濡れても中が冷たくなりにくく快適です。 - 予備のタオルや着替え一式
万が一濡れてしまったときのために、体を拭けるタオルや靴下、ズボンなどの替えを持っておくと安心です。 - 大きめのビニール袋(栗入れにも、濡れた衣類入れにも)
栗を入れる袋も雨で濡れるため、防水性のある袋やカゴにビニール袋を重ねて使うのが◎。
雨の日でも、しっかり準備していけば栗拾いは十分楽しめます。
ただし、天候が悪化する予報が出ている場合は、無理をせず日程変更も視野に入れましょう。
安全第一で、秋の自然を楽しんでくださいね。
栗拾いに必要な持ち物

軍手
イガをついたままの栗を拾うには、軍手は必須です。
ただ、軍手の隙間からイガが刺さることもあります。
栗を触る時はソフトタッチがおすすめです。
トング
栗は地面に落ちている栗を歩きながら探します。
見つけるたびに屈む動作は大変です。
トングがあるとスムーズに栗拾いが出来るので便利ですよ。
袋・カゴ
拾った栗を入れる袋やカゴがないと、持ち歩いくのが大変です。
カゴの方が入れやすいのですが、袋でも問題ありません。
これらの持ち物は、農園や果樹園で行う栗拾いでは、貸し出ししているところもあります。
足を運ぶ前にチェックしておくと良いかもしれませんね。
秋の屋外レジャーで気を付けるポイント

昼と夜の寒暖差
秋は昼間が暑く、朝晩が冷える傾向があります。
レジャーに出かける日中は暑くても、帰るころには寒いことはよくあることです。
また自然豊かなスポットは、都会と比べると涼しい傾向があります。
必要ないと思っても、一枚上着を持参しておくと安心です。
台風シーズン
秋はもっとも台風が上陸すると言われる季節です。
台風の接近前でも急な天候の変化は十分にあり得ます。
前もって予定を立てているお出かけは、ついつい決行したくなるものです。
しかし自然に関わるレジャーにとって、天気は切っても切り離せないもの。
悪天候の際は、無理な外出はしないようにしましょう。
適度な水分補給
栗拾いなどの、屋外レジャーで気になるのが「トイレ問題」。
トイレが近くにないからと、ついつい水分補給を我慢してしまう人も多いかもしれません。
秋と言っても初秋では残暑が残っていたり、日中は気温が上昇することも多いです。
熱中症が起こるのは夏だけではありません。
適度な水分補給は忘れないようにしましょう。
栗拾いの服装は何が適している?【まとめ】
栗拾いは秋の自然を満喫できる楽しいレジャーですが、服装や持ち物に少し気を配るだけで、より快適で安全な体験になります。
とくに帽子や軍手、歩きやすい靴はマストアイテム。さらに天候や気温の変化にも対応できるよう準備しておきましょう。
家族や友人と一緒に、秋ならではの栗拾いを存分に楽しんでくださいね!