秋冬の定番スイーツ・石焼き芋。
最近ではコンビニやスーパーでも気軽に手に入るようになりましたが、「帰宅した頃には冷めてしまった…」なんてこともありますよね。
そこで本記事では、石焼き芋を美味しく温め直す方法を食感別に解説!
さらに、保存方法と期間のコツもご紹介します。
甘くてとろける石焼き芋を、最後まで美味しく楽しみましょう!
秋の味覚に関する記事一覧
石焼き芋が甘くて美味しい理由
石焼き芋は文字通り、熱した石を使って焼き芋を作ります。
さつまいもは調理方法によって「糖度」が変わる食材です。
じっくり低温で加熱すると、さつまいものでんぷん質が糖化して甘味が増します。
石焼き芋は、表面はパリッと焼き上げるのですが、内側は表面からの熱伝導で「じっくり低温で加熱」されます。
鍋で「煮る」「蒸す」といった調理方法なら、自宅でも作ることが出来そうですが、「石焼き」となると少しハードルが上がりますよね・・・。
お店で買ってきた方が、味やコストの面を考えても失敗がありません。
石焼き芋が甘くて美味しいのには、ちゃんと理由があったんですね!
温め直し方による、食感の違い
電子レンジ
電子レンジは食材を内側から一気に加熱します。
ホクホクな食感がお好みの方におすすめの方法です。
加熱時間には注意が必要ですが、時短で手軽に温めることが出来るのも嬉しいポイント。
ラップをせずに500Wで2~3分ほど加熱します。
加熱しすぎると水分がなくなり、パサパサになってしまうこともあるので、温めすぎには気を付けましょう。
トースター
こちらはねっとり系の焼き芋がお好みの方におすすめの方法です。
焼き芋をアルミホイルに包み、低温で5分程度加熱します。
普段トーストやグラタンなどを焼いている方は、設定温度が高くなっているので気を付けましょう!
また水分を保持することで、よりねっとり感が増します。
水で濡らしたキッチンペーパーで包んだあとに、アルミホイルでくるむという裏技もありますのでぜひ試してみてください!
魚焼きグリル
「ねっとり系が好みだけど、トースターが家にない!」という方は魚焼きグリルでも代用できます。
トースターと同様、アルミホイルで包んで加熱すればOKです!
弱火で片面5分ずつ、計10分程度加熱しましょう。
オーブン
「トースターも魚焼きグリルもない」という方は、オーブンを使う方法もあります。
オーブンレンジなら家にあるという方は多いのではないでしょうか。
アルミホイルに包み、180度で10分程度加熱します。
オーブンを使うときに気になるのが、「予熱の有無」ですが、今回は必要ありません。
焼き芋はじっくり低温から温めると甘味が出るので予熱なしで温めましょう!
冷めた石焼き芋の保存方法と保存期間
石焼き芋が食べきれずに残ってしまったとき、正しく保存すれば後日も美味しく楽しめます。
ここでは、常温・冷蔵・冷凍それぞれの保存方法と目安の保存期間をご紹介します。
常温保存は基本NG
一見、焼き芋は乾いた食品に見えますが、内部には水分が多く含まれており、常温で長時間置いておくと雑菌が繁殖しやすくなります。特に夏場は数時間で傷んでしまうことも。基本的には常温保存は避けましょう。
冷蔵保存:2~3日が目安
すぐに食べる予定があるなら冷蔵保存がおすすめです。
ラップでしっかり包み、ジップ付き袋や保存容器に入れて冷蔵庫へ。
これで乾燥や臭い移りを防げます。2~3日を目安に、早めに食べきりましょう。
なお、冷蔵保存した石焼き芋は水分が抜けて固くなりやすいので、電子レンジやトースターでしっかり温め直すのがポイントです。
冷凍保存:1ヶ月程度までOK
すぐに食べる予定がない場合は、冷凍保存も可能です。
こちらもラップでしっかり包んだ後、ジップ付き冷凍袋に入れて冷凍します。
できれば1本ずつ小分けにしておくと使い勝手が良いです。
解凍する際は、冷蔵庫でゆっくり自然解凍してからトースターや電子レンジで加熱すると、風味が損なわれにくくなります。
再冷凍は品質劣化の原因になるため避けましょう。
温めなくても美味しい!冷やし焼き芋も人気!
石焼き芋の温め直しについてまとめてきましたが、最近「冷やし焼き芋」なるものが流行っているのをご存じでしょうか?
王手コンビニでも、スイーツコーナーにひっそりと並んでいるほどです!
温かいホクホクの焼き芋も美味しいですが、冷やし焼き芋の味も絶品と話題になっています!
何より冷やし焼き芋が注目されているのは、「ダイエット効果」があるから。
実は焼き芋は、血糖値が上がりやすい食べ物と言われています。
しかし焼き芋を冷やすことで、血糖値上昇の原因であるでんぷん質(糖質)が、レジスタントスターチという物質に変化します。
レジスタントスターチは血糖値の上昇を緩やかにしてくれるほか、便秘解消にも効果的!
「温かい石焼き芋に飽きてしまった」という方は、冷蔵庫で冷やしてみるのも良いかもしれません。
石焼き芋の温め直し方!好みの食感に仕上げる方法をご紹介!【まとめ】
石焼き芋は温め直しの方法によって、ホクホクにもねっとりにも変化します。
電子レンジやトースター、魚焼きグリルなど、自宅にある道具で十分再現可能です。また、正しい保存をしておけば、日を置いても美味しく味わえます。
ぜひご自身の好みやライフスタイルに合わせて、ベストな方法で石焼き芋を楽しんでくださいね!