親の四十九日に香典は必要?金額の相場と「出さなくてもいい人」の違いを徹底解説!

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「親の四十九日、子どもも香典を出すの?」

「金額の相場はいくら?」


いざ自分の親の法要となると、正解がわからず悩む方は多いものです。

この記事では、香典の必要・不要の判断基準から相場、マナー、表書きまでわかりやすく解説。これを読めば、迷うことなく四十九日を迎えられます。

目次

四十九日法要 親への香典は必要?

四十九日法要で親への香典は基本的に必要です。
しかし、一部、親への香典を出さなくても良い条件もあります。

親へ香典を出す必要のない人とは…

親へ香典を出す必要のない人とは…それは施主です。
施主の妻、まだ世帯を持っていない施主の子供(故人から見て孫)も同じ。
しかし、施主の子供(孫)が世帯を持っていれば香典は出します。

親が亡くなった場合、他に世帯を持った子供は出すのが普通です。
独身でも施主しではない、故人と親子関係にあった子供も同様。

例えば、あなたのお兄さんが親の葬儀の喪主となった場合。
お兄さんが施主となり、四十九日法要を行います。
あなたは他の親戚など参列者同様、香典を出します。

お兄さんと同じく、故人とは親子。
哀しみは同じなのになぜ?と思いますか?

施主はこれからお墓を守っていく立場。
お寺との付き合いも続き、香典の比ではないくらいお金がかかります。
せめて少しでも経済的援助はしたいもの。
しかし、香典を出したからと言ってお客様気分ではいけませんよ。

自分の親の法要です。
施主であるお兄さんを気遣い、出来ることはお手伝いしましょう。

四十九日法要 親ののお香典相場

一親等(親)の場合のお香典の相場は1万円〜3万円。
法要後の会食があればプラス1万円と考えてください。

仏事には忌数字があります。
それは4と9です。
夫婦で会席ありの法要に出席する場合。
香典を1万円とするなら4万円ではなく5万円にするなど工夫しましょう。

親の四十九日に1万円は少ないと言う意見もあります。
無理することはありませんが、その日に向けて用意しておくことも大事ですね。

別居している義父母の場合は?

別居している義父母の四十九日法要も同様です。
自分の夫が施主でなければ香典は必要。
お嫁さんとしての立場から施主側に気遣いをしたいものですね。

香典という形ではないこんな方法も

私の父は5年前に亡くなりました。
私と姉は実家を出ていて世帯を持っています。

父の四十九日法要の施主は姉。
この場合、姉は香典は出しません。
故人の妻である私の母も香典は不要。

私達姉妹は父の遺産を平等にもらいました。
なので、話し合った結果、父の法要は姉妹で同等負担することに。
いただいた香典を合わせ、法要の全額を2人で負担するという形を取りました。
昨年5回忌を迎えましたが、同等負担でとり行いました。

香典に関しては家族や地域性によって色々な考えがあります。
何が正解というのはありません。
普段から兄弟姉妹で話し合っておくことが大事ですね。

親以外の親族の香典の相場は?

一親等以下の親戚や親族の法要の相場もご紹介します。
二親等は祖父母、兄弟姉妹、孫。
こちらも相場は親とほぼ同様です。

1人で出席なら1万円〜3万円。
2人なら3万円からと考えてください。

三親等は叔父叔母、曽祖父母、兄弟姉妹の子供。
1人なら1万円〜3万円。
2人なら3万円から。

葬儀と違って親戚、親とあまり相場が変わらないのが法事の特徴。
親族の相場に幅があるのは、あなたの年令によって変わるから。

社会人になりたての20代と、ある程度収入のある40代では経済的に違います。
そんな場合、20代は1万円、40代なら3万円となるわけです。

よく香典は故人との関係性の深さでも金額が変わると言われます。
それは会社関係や友人などのこと。
面識もほとんどない遠い親戚だから…などの理由で金額を変えるのは避けましょう。

招待を受けるということは、故人に縁があると遺族が判断したから。
お世話になろうが面識がなかろうが親戚に優劣はありません。

逆に多めに出しすぎるのも施主を困惑させてしまうことになります。
施主は引き物を一般的な相場で用意しているもの。
想定外の金額はかえって失礼です。
今の自分の身の丈にあった香典を用意しましょう。

わからない場合は親戚やいとこなど位置的に近い人に相談してもいいですね。

四十九日での香典マナーと表書きの書き方ガイド

香典袋の表書きは「御霊前」?「御仏前」?

四十九日法要での香典袋には、宗派によって表書きが異なります。


一般的には、四十九日までは「御霊前」、それ以降の法要は「御仏前」を使います。


ただし、浄土真宗の場合は「亡くなった直後からすでに仏になる」という教えがあるため、四十九日であっても「御仏前」と書くのが正解です。


文字は濃墨で書き、名前はフルネームで楷書体が望ましいです。

お札の入れ方・包み方のマナー

香典袋に入れるお札は、新札ではなく一度折ったものを使います。


これは「急な不幸にあわてて用意した」ことを意味するため。


お札の向きは、人物の顔が裏面(封筒を開いたときに下向き)になるように入れましょう。


金額の相場は1万円〜3万円が一般的ですが、夫婦で出席する場合は5万円にするなど調整を。


4万円や9万円など「忌み数字」は避けるのがマナーです。

香典を渡すタイミングと渡し方

香典は法要会場に着いたら、受付または施主に直接手渡しします。


その際は袱紗(ふくさ)から丁寧に取り出し、「このたびはご愁傷様でございます」と一言添えて両手で渡しましょう。


もし受付がなく自宅法要などの場合は、焼香の前後や法要開始前にお渡しするとスマートです。


親族間での香典は形式的になりがちですが、気持ちを込めて丁寧に対応することが何より大切です。

親の四十九日に香典は必要?【まとめ】

親が亡くなった場合、別世帯の子供は香典は出すものです。
別世帯でも故人の子供であることに変わりはない。
同じ兄弟姉妹なのに…と思う気持ちもわかります。

しかし、施主の大変さを思えば自分に出来ることはしたいもの。
経済的援助としての香典、もちろん精神面でも…。

親が亡くなるなんて考えたくないこと。
しかし、いざその時になって兄弟間でもめるのは避けたい。
香典の在り方は地域や考えなどそれぞれ。
兄弟姉妹間で話し合っておくことをおすすめします。

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