法事後の食事はどこで行う?おすすめの【場所選び】と【席順マナー】を徹底解説

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法事の後に行う会食(お斎)は、参列者をねぎらい、故人を偲ぶ大切な時間です。


しかし、どこで食事をするか・誰をどこに座らせるかで悩む人は少なくありません。


この記事では、法事後の食事にふさわしい【場所の選び方】と【席順マナー】をわかりやすく解説します。


お寺・料亭・自宅など、それぞれの特徴と注意点を詳しく紹介します。

目次

まず上座を意識することから

法事の場合、一番の上座に遺影と陰膳を置きます。
陰膳とは故人のための食事のこと。
遺影に合わせて参列者から見れば逆の向きに食事を並べます。

この陰膳に最も近い席が参列側から見た一番の上座となります。
その席にはお坊さんが座ることが一般的です。
そして、年長者や故人と親しかった方などにお座りいただきます。

上座がある程度決まったら後は自由に座っていただいてOK。
ここで遠慮して少しでも下座に座ろうとするのが日本人。
喪主や遺族が上座の方から座るよう案内すればスムーズですね。

遺族は一番下座に座ります。
故人に近い人から参列する葬儀などと逆になります。
さんれrはお客様なので、もてなす方が下座。

喪主は遺族の一番前に座ることがおすすめ。
一番端だと会場全体が見渡せません。
少し真ん中よりの方が、飲み物の補充などに動きやすいですよ。

私が参列した法事はほぼこのケースです。
しかし、中には喪主がお坊さんの横に座ることも。
宗派によって違いがあるのでお寺に相談することが大事。

法事の食事の席順を決めておくメリット

あらかじめ席順を決めておいてもいいかも。
先に席次表を渡しておけば譲り合うこともなくスムーズです。

斎場やホテルなら対処してくれるところもあるので相談してみるのもあり。

やはり上座には故人と親しかった方や同級生など。
年功序列にあまりこだわらなくて大丈夫。
ご近所さん、会社などでグループ分けすれば話も弾みやすいというメリットが。

法事の後の食事は参列者をもてなすためのもの。
故人の思い出などを共有して、大いに語りあってほしいですね。

中にはご近所さんや同級生、仲があまりよろしくない方もいるかもしれません。
お酒も入る席なのでちょっとしたことでトラブルになることも…。

先にわかっていれば、席を離すなどの配慮も必要です。
無用なトラブルを回避する意味でもメリットになりますね。

食事場所は法事に対応している店が大前提、店でも自宅でも席順があります

斎場以外の場所で法事を行う時も、席順は基本的に一緒です。
店選びのポイント。
それは、ある程度の人数が入れるお座敷がある店がベスト。

法事に向いている店としては寿司屋、懐石料理、日本料理などの和食系。
少人数ならしゃぶしゃぶや焼肉、鉄板焼きなんかもいいですね。
居酒屋も大きめの宴会場があるところなら気軽に利用できそう。

法事によっては年配の方が多いことも。
足が悪い方もいらっしゃるかもしれません。

そんな時は、座敷ではなくテーブル席の方が嬉しいこともあります。
それも頭に入れておくといいかもしれません。

いずれにしても法事後の食事に対応している店を選びましょう。
店側も慣れているので席順や料理などのアドバイスをもらえます。

座敷での上座は床の間の場所が目安。
床の間に一番近いところに陰膳を置きます。
そこから順番に上座から出入り口の下座まで続きます。
床の間のある壁側が出入り口のある壁より上座。
ここも注意してくださいね。

自宅でおもてなしすることもあるでしょう。
その時も床の間を目安に席順を決めてください。
床の間がなければ、やはり出入り口から一番遠い席が上座になります。

個人的には自宅ならそこまで気にすることはないかと思います。
しかし、中には気にされる方もいるでしょう。
せっかく参列いただいたのに不愉快な思いはさせたくないもの。

少人数なら喪主があらかじめ座席を決めておくのもいいでしょう。

法事後の食事におすすめの場所3選

法要後の会食(お斎)は、故人を偲びながら参列者をもてなす大切な時間。


近年は会場の選択肢が増え、「お寺・料亭・レストラン・自宅」などさまざまなスタイルがあります。


それぞれの特徴を知って、目的や参加者に合った場所を選びましょう。


① お寺や斎場併設の会食室

もっとも手間が少なく、移動の負担がないのがこのタイプ。


読経後すぐに会食が始められ、高齢者の移動負担も軽減できます。


また、お寺が提携している仕出し店を利用できることも多く、料理内容も仏事に合ったものが揃っています。

メリット: 準備や移動の手間がほぼ不要
デメリット: 会場によっては飲酒が制限されることも


② 料亭・和食店

法事の定番とも言えるのが料亭や懐石料理店。


落ち着いた個室や座敷があり、法事用プランを用意しているお店も多くあります。


「◯回忌プラン」など、法要後の流れに合わせて対応してくれるのが魅力です。

メリット: 料理・席順・送迎まで一括対応できる
デメリット: 人気店は早めの予約が必要


③ 自宅・実家

身内だけの法事では、自宅でおもてなしするケースも増えています。


自宅なら形式に縛られすぎず、温かくアットホームな雰囲気で故人を偲ぶことができます。


ただし、準備や片付けの負担は大きくなりがち。

メリット: 費用を抑えられ、家庭的な雰囲気が出せる
デメリット: 準備・後片付けの手間が大きい

法事の会食をスムーズにする席順の基本マナー

法事の席順は、「上座=故人・僧侶に近い席」「下座=出入り口に近い席」が原則。
お寺・料亭・自宅のどこで行う場合でも、以下のように考えれば失敗しません。

席の位置座る人の例ポイント
上座(陰膳に近い席)僧侶、年長の親族、故人と親しかった方一番丁寧な扱いをする席
中央親族や友人、会社関係者など会話がしやすい位置
下座(出入り口側)喪主・遺族もてなす側として最後に着席する

上座・下座を意識しておくことで、席をめぐる気まずさを防ぐことができます。


また、席次表を作成しておくと譲り合いが起きずスムーズです。

法事後の食事の場所の選び方と席順のコツ【まとめ】

年功序列、親しかった方、恩人など席順決めは本当に難しい。

それもそのはず。
故人と縁があった人ばかりが集まるのが法事ですから。

会場に入ると皆さん遠慮がちになって上座を避けるもの。
喪主や遺族が積極的に案内をしましょう。

食事の場所へ移動がある場合。
参列者の負担にならないような場所選びが大事です。
その際、法事に対応している店であることが大前提。

気疲れも多いかと思いますが、故人を偲ぶ大切な行事です。
遺族の方、参列者の方にとって思い出に残る法事になることを祈っております。

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