家族のみでの四十九日法要は失礼?服装・親戚への連絡・香典辞退マナーを徹底解説!

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「四十九日を家族だけでしてもいいの?」「親戚への連絡は必要?」と迷う方へ。


この記事では、家族のみで四十九日法要を行うときの流れ・服装・香典辞退の伝え方・親戚対応のコツを解説します。


読めば、トラブルなく穏やかに四十九日を迎えられます。

目次

四十九日で大事なのは法要の大小ではない?

四十九日法要は故人が極楽へと旅立つ大切な行事。
残された人もそれは同じです。
故人と縁が深かった人達で送ってあげたいもの。

四十九日は盛大に…というのがこれまでの仏事では一般的でした。
親戚をはじめ、故人にゆかりのあった友人や知人などに参列していただく…。
たくさんにの人が祈ることで故人の徳が積まれますから。

しかし、どんな法事にするのか決めるのは施主です。
故人の遺志、経済的な理由、親戚が遠方など理由はそれぞれ。
お金をかけたり、大勢で集まることがすべてではありません。
遺族1人1人がそれぞれの場所で故人を偲んで祈ることが何より大事なこと。

四十九日 親戚への連絡 例文

故人との付き合いの深さなどにもよりますが、香典の相場は1万円から3万円。
参列者への香典の負担を考慮して、家族のみで四十九日をと考える施主もいるでしょう。

香典を遠慮するなら、家族法要を行う連絡の際に必ず付け加えてください。

《連絡文の一例》

拝啓
◯◯家の皆様におかれましては益々ご清祥のことと存じます
父、△△の葬儀の際はご丁寧な弔問とご香料を賜わりまして心より御礼申し上げます

このたび、△△の四十九日法要を営みます。
本来であれば皆様に御会葬いただくべきところですが、
遠方よりいらしてくださることは皆様にご負担をおかけすることと思います。
誠に勝手ではございますが家族のみで執り行うことにいたす所存でございます。
勝手なお願いで大変恐縮ですが、私どもの意志を汲んでいただけたら幸いです
さらには皆様の生前の故人に対するご厚誼に心から感謝いたします

なお、御香典、御花、御供物などのご厚志は固くご遠慮申し上げます
敬具

初七日に参列していただいた人には必ず連絡しましょう。

しかし、地方では三回忌または七回忌までは親戚は呼ぶものという意識は根強い。
しかも亡くなってまだ日が浅い四十九日。
親戚を呼ばないなんて非常識だと考える人もいるでしょう。

親戚との縁も大事なもの。
親戚の方達と話し合ってみることも時には必要です。
経験上、家族のみの四十九日は故人の遺志という理由が1番カドが立ちません。

しかし、特に血の繋がりが強い故人の兄弟や姉妹などは参列したい人もいます。
来たいと言う人を断ることはできません。
同居家族のみにこだわらず、柔軟に考えてみてもいいですね。

家族のみの法要、服装は?

家族のみの四十九日法要だからって服装はなんでもいいわけではありません。
仏事での基本は喪服です。

四十九日は納骨を一緒に行うことが多いもの。
お墓参りも兼ねるのですから、やはり喪服が1番の正装ですね。

参列者のいる法要では葬儀同様、施主は正喪服を着用します。
正喪服とは男女共に和装なら着物。
洋装なら男性はモーニングコート、女性なら光沢のない黒無地のアンサンブルやワンピース。

参列者は正喪服より格式が一段下がる順喪服を着るのが一般的。
しかし、家族のみの四十九日法要であれば参列者は当然いません。
なので、施主であっても順喪服で大丈夫です。

家族のみ、しかも自宅での法要なら黒っぽい服装でいいかと思われがち。
しかし、お坊さんもランクの高い袈裟で盛装されます。
施主側も喪服でお迎えするのがふさわしい。
色々考えるより、喪服を着用するのが1番無難です。

家族のみで行う四十九日法要の進め方と注意すべき3つのポイント

家族のみの法要での流れと準備

家族のみで四十九日を行う場合も、基本の流れは変わりません。


僧侶の読経 → 焼香 → 回向(えこう) → 会食(お斎)という順番が一般的です。


お寺で行う場合は、事前に人数と日程を伝えましょう。

自宅で行うなら、仏壇や後飾り祭壇を整え、座布団・お供え物・お茶などを準備します。


会食は、料亭や仕出し弁当など簡素な形で構いません。


重要なのは形式よりも、「故人を偲ぶ時間を大切にすること」。

少人数でも心のこもった法要であれば、立派な供養になります。

香典や供物を辞退する際の伝え方

家族のみで行う場合は、親戚や友人に香典を遠慮してもらうケースが多いです。


ただし、「香典辞退」は誤解を招きやすいため、連絡時の言葉選びが大切。


「勝手ながら家族のみで執り行います」


「御香典・御供物などのお心遣いは、どうぞご遠慮ください」


という文面をあらかじめ伝えることで、相手の気持ちを尊重しつつ角を立てません。


メールやLINEよりも、できれば封書や電話で丁寧に伝えるのが望ましいです。

親戚から「参列したい」と言われたときの対応

故人の兄弟姉妹など、特に近い親族から「参列したい」と申し出がある場合は、柔軟に受け入れましょう。


「家族だけで」と決めていても、参列を希望する方を排除すると後々の関係に影響することも。


「お気持ちは本当にありがたいです。小規模ではありますが、ぜひご一緒にお参りください」と伝えれば、良い印象を保てます。


あくまで“閉じる”よりも“調和を大切にする”姿勢が、法要の本来の意味に沿った対応です。

家族のみでの四十九日!服装や親戚への連絡はどうする?【まとめ】

四十九日は故人が仏になる大切な法要。
遺族にとっても故人を偲ぶ祈りの日です。

施主の考えによって、四十九日法要の形はそれぞれ。
家族のみで行っても立派な法要。
人数ではなく、深い哀悼の気持ちが何より大事です。

しかし、故人と縁があるのは家族だけではありません。
親戚など関係の深い人達への連絡はきちんと行いましょう。
そして、法要にふさわしい喪服で故人を送ってあげてください。

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