お中元は仏滅でも大丈夫?六曜の意味や気をつけたい相手へのマナーも解説

お中元を贈る時、気になるのが「仏滅でも大丈夫?」というタイミングの問題。

特に目上の方やマナーに厳しい相手に贈るとなると、六曜や縁起が気になる人も多いですよね。

本記事では、仏滅や大安といった六曜の考え方から、お中元を贈る際に避けた方が良い品物まで、気になるマナーをわかりやすく解説します。

目次

お中元は仏滅に贈っても届いてもOK!

お中元はお祝い事ではないため、六曜などの縁起を気にする必要はないといわれています。

そのため、お中元は仏滅に贈っても届いてもOKです。

ですが、お中元を仏滅に贈るなんて…と気にする相手に贈る場合には配慮が必要です。

六曜は「先勝(せんしょう/せんかち)」「友引(ともびき/ゆういん)」「先負(せんぶ/さきまけ)」「仏滅(ぶつめつ)」「大安(たいあん)」「赤口(せきぐち/しゃっこう)」の6種類があります。

このうち一日を通して縁起の良い日は大安です。

どうしても大安に届けたい場合は日時指定をするといいでしょう。

その際、品物は生ものを避けて、日持ちする物を選ぶとなお良いです。

縁起を気にするあまり、時期が過ぎてしまうことの方が失礼にあたります。

お中元の時期を逃すことのないよう気を付けましょう。

お中元とカレンダーの選び方|六曜より気をつけたい“日付のズレ”

お中元を贈る際、六曜が気になるという方もいるかもしれません。

しかし実は、使っているカレンダーやアプリによって、六曜の表示に違いがあることをご存じでしょうか?

たとえば、スマホのカレンダーアプリと市販の卓上カレンダーで、同じ日なのに六曜が異なる表示になっているケースもあります。

これは、六曜が旧暦を基に決められているため、暦の解釈や採用している方式によってずれが生じることがあるからです。

そのため、六曜を重視する相手に贈る場合は、正式な「暦注(れきちゅう)入りのカレンダー」や、信頼できる神社やお寺の暦、こよみサイトなどを参考にするのがおすすめです。

また、六曜以上に大切なのが、相手が確実に受け取れるタイミングに届くかどうかです。

たとえ大安であっても、不在の日に届いて再配達日が仏滅となってしまっては意味がありません。

特に高齢の方や留守がちな方には、在宅しやすい日時を事前に確認したうえで、配送日時を指定するのが丁寧です。

六曜にとらわれすぎず、相手の都合や気持ちに配慮することが、なにより喜ばれるお中元マナーと言えるでしょう。

喪中の場合でもお中元は贈ってよい

喪中の場合、お中元はどうしたらよいのでしょうか?

お中元は日頃の感謝を伝えるものであり、冠婚葬祭にはあたりません。

そのため、贈る相手が喪中の場合でも、自分が喪中の場合でも問題なく贈ることが出来ます。

ただし、自分が喪中の場合、気持ちが沈んでいて贈る気持ちになれないときは時期をずらして「暑中御見舞い(御伺い)」や「残暑御見舞い(御伺い)」として贈るとよいでしょう。

相手が喪中で気持ちが沈んでいたり、お中元を受け取れるような心境にない場合は、お悔やみのご挨拶の際にお中元について尋ねてもいいでしょう。

マナー通りに贈り物をするよりも、相手の気持ちを慮って行動する方が、よほど気持ちが伝わるのではないでしょうか。

お中元を贈る際、縁起に関して気にすべきことは六曜ではなく品物だった!

お中元は贈る日や相手に届く日の縁起は気にしなくてよいことが分かりましたね。

しかし、贈る品物によっては相手に失礼にあたったり、縁起が悪いものがあります。

ここからは縁起が悪いといわれているなど、お中元の贈り物として避けるべきものを紹介します。

踏みつけて使うものは相手を踏むと連想させる

靴下やスリッパなどの踏んで使うものは「相手を踏む」という意味になるため上司や目上の方、お世話になった方に贈るものとしてNGです。

ハンカチは縁切りを連想させる

ハンカチは「手巾(てぎれ)」と書きます。

ここから手切れ、絶交という意味になるため、贈り物としてふさわしくありません。

刃物類(包丁・はさみなど)は縁切りを連想させる

刃物は切れることから「縁を断ち切る」ということを連想させるため、贈り物としてふさわしくありません。

お中元は日頃の感謝とこれからもよろしくという気持ちを込めて贈るものなので、前述のハンカチや刃物類は特に縁起が悪いといえるでしょう。

ただし、相手からの要望で贈る場合は当てはまりません。

実際、筆者は相手からのリクエストで包丁を贈ったことがあります。

とても喜んでいただけましたよ。

この場合は贈っても問題ありません。

商品券や金券

商品券や金券を贈ることは金額がはっきりとしてしまうため、目上の方にはふさわしくありません。

お中元は仏滅に送るのはNG?【まとめ】

お中元は仏滅でも問題なく贈れますが、相手によっては六曜を気にするケースもあるため、配慮が必要です。

贈る日よりも大切なのは、相手の気持ちに寄り添うこと。

また、縁起が悪いとされる品物にも注意し、感謝の気持ちがしっかり伝わるお中元を選びましょう。

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