「七草粥を作ろうと思ったのに、七草セットを買い忘れた!」
そんな経験、ありませんか?
実は七草粥は“七草そのもの”にこだわらなくてもOK。
大切なのは、体を整え、1年の健康を祈るという“意味”です。
この記事では、七草の代わりに使える野菜や食材、味付けアレンジまで詳しく紹介します。
七草粥の七草とは
そもそも七草粥の七草とは、何が使われているのでしょうか。
下記一般的に言われている食材です。
ナズナ
ゴギョウ
ハコベラ
ホトケノザ
スズナ
スズシロ
なかなか普段は聞きなれない食材も多いですよね。
七草は野菜と雑草にて構成されています。
このうち、セリ・スズナ・スズシロは野菜です。
ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ は雑草にあたります。
やはり胃腸を休める意味合いのある七草粥ですので、基本的には野菜と葉物が具材となります。
しかし地方によっては大豆類や鶏肉を加えたり、塩味でなく味噌や醤油を使ったりと様々な形がある様です。
その為堅苦しい物ではなく、アレンジするのは抵抗がない食事と考えて良さそうですね。
栄養があって体を休めるのにふさわしい食材であれば代用して問題なさそうです。
それでは代用食材にはどんなものがおすすめなのかみていきます。
七草粥の七草の代わりになる野菜は?
それではどんな野菜や食材は代用に向いているのでしょうか。
先述の通り、あまり堅苦しく考える必要は無さそうです。
食材のタイプ別に候補を見てみましょう。
野菜類
ほうれん草
三つ葉
小松菜
豆苗
オクラ
長ネギ
白菜
大根
など
キノコ類
えのき
しめじ
しいたけ
マイタケ
など
その他
豆腐
油揚げ
鶏肉
シラス
卵
など
如何でしょうか。
その他の野菜類ももちろん良さそうです。
また洋風な野菜でもトマトやコーン、パプリカやブロッコリー等もいいかもしれません。
彩りが良くなる分、食べやすさは少し考えながら使いたい所ですね。
七草粥とはいえ決まった食材にこだわらず、食材を考えてみるのも楽しいかもしれません。
栄養価は十分にカバー出来そうですし、子供も食べやすい食事となりそうですね。
食べやすい工夫
一般的には塩味がメインで、七草だけ入っているお粥のイメージです。
体を休める意味と、風習における意味があり、かつこれだけでもおいしいですよね。
しかし代用の野菜などを使うとやはり若干見た目や食べ方が変わってくるかと思います。
そんな時でも食べやすくするには
・お水を少し多めに入れる
・具材を細かく切り刻む
・卵や牛乳を使う
・キノコや鶏肉でだしを取る
等の方法があります。
また、塩味にこだわらず味噌や醤油を使っても良いかもしれません。
少し独特な例では、納豆やたらこ、粉チーズ、鮭フレーク等入れても美味しいとの事です。
また色合いでいえば人参やサツマイモを入れて見た目を良くするという考え方も出来ますね。
栄養価が高い、消化に優しい、シンプル であれば代用をしても本来の意味合いを十分果たせそうですね。
七草がなくても大丈夫!目的別おすすめ代用アイデア
目的別に考える「代わりの七草」選び
七草粥の本来の目的は“無病息災”と“胃腸を休める”こと。
つまり、消化がよく栄養バランスがとれた食材であれば、七草そのものでなくても十分に代用できます。
・胃を休めたいときは:ほうれん草、小松菜、豆腐
・野菜不足を補いたいときは:白菜、春菊、水菜、ブロッコリー
・ボリュームを出したいときは:鶏むね肉、卵、しらす
・彩りを良くしたいときは:にんじん、コーン、パプリカ
いずれも家庭にある食材で代用可能です。
無理に七草をそろえなくても、目的を満たせば十分「七草粥」として楽しめます。
子どもも喜ぶ!やさしい味わいのアレンジレシピ
七草の香りや苦味が苦手な子どもには、次のようなアレンジもおすすめです。
- 卵とじ七草風粥:卵を溶き入れてふんわり仕上げ。タンパク質も摂れます。
- チーズ入り洋風粥:粉チーズや牛乳を少し加えるとまろやかで食べやすい味に。
- 鮭フレーク七草粥:鮭の塩味がほどよく効き、食欲をそそります。
- 納豆・しらす粥:発酵食品やカルシウムを補えるバランス粥に。
七草粥の基本は「お粥×青菜」。味付けも塩・味噌・醤油・出汁など、自由にアレンジしてOKです。
地域で受け継がれる「七草代用文化」
実は地域によって、七草の内容や食べ方が異なります。
たとえば、秋田では根菜入り雑炊、鹿児島では芋粥、新潟では野菜汁風の七草汁として食べられることも。
つまり、“七草=この七種でなければならない”という決まりはなく、地元の旬野菜で作るのが本来の姿だったのです。
現代ではスーパーで「七草セット」が簡単に買えますが、もともとは冬野菜を刻んで入れる“家庭ごとの健康食”でした。
その意味を思い出し、身近な野菜で工夫することこそが、七草粥の楽しみ方といえるでしょう。
七草粥の七草の代わりは?【まとめ】
七草粥における、代用食材の候補をご紹介致しました。
食べた時の口当たりや、消化の良さは保ちながら、オリジナルの七草粥を作ってみてください。
ご家族皆で行事食として、無病息災を祈る事が重要という意見もある程ですので美味しい食べ方を考えていきたいですね。
子供もたくさん食べてくれそうです!
是非、アレンジを楽しんでいってみましょう。