「七草粥って、赤ちゃんも食べていいの?」
1月7日に無病息災を願って食べる七草粥。
体に優しい料理ですが、離乳食期の赤ちゃんにとっては少し心配ですよね。
この記事では、七草粥を赤ちゃんが食べられる時期(何か月頃からOKか)、与えるときの注意点、食べやすくする工夫まで詳しく解説します。
七草粥は栄養満点
七草粥に使う野菜や葉っぱは、もちろん赤ちゃんにも栄養満点です。
ビタミン、鉄分、カルシウム、ミネラル、食物繊維など全般的に栄養が詰まっています。
また整腸作用もあるので、健康の印であるお通じも良くなるかもしれません。
赤ちゃんが食べてくれるのであれば、何か月からでも是非食べたい食事ですね。
健康を祈る風習の意味だけで無く栄養も満点な七草粥ですが、一方では味気無い部分があるのも事実ですよね。
どうすれば赤ちゃんは食べやすくなるのでしょうか。
食べ方をみていきましょう!
七草粥を赤ちゃんが食べる時の工夫
あまりに葉っぱが目立ちすぎると、赤ちゃんも嫌がる事がありますよね。
大人でも野菜が多すぎると好まない事は多いですね。
食べやすい作り方ですが、
・細かく刻む
・牛乳を使う
・ごまや海苔等を使う
といった、少し食べやすくする工夫をしてみると良いかもしれません。
なんとか葉っぱ以外の部分の興味を惹かせてあげると、食べる時には実はあまり気づかないかもしれませんね!
また葉っぱはすりつぶすという手もあるかもしれません。
ただ初めて口にする野菜や葉っぱである場合には、出来れば1種類ずつ1口ずつ口にさせてあげましょう。
万が一赤ちゃんに良くない反応が出た時に、なんの食材が理由かを分かりやすくする事が重要です。
離乳食を初めて数か月ほど経った頃にやってみたい食べ方
離乳食は始めてしばらく経つと、ある程度色々な食べ物を口にしていますよね。
数か月程経って一歳に近づく頃にはある程度体も強くなっているのではないでしょうか。
その頃になれば、場合によりますが
・中華だし
・シラスなど子魚
なんかも入れていくと、味気無さが改善されよりおいしく食べれるかもしれません。
また、七草全てを入れる必要も無いので食べやすさを重視したいですね。
よく言われるのは七草粥は基本的には塩味を若干つけるくらいという事ですが、なかなか進まない時もありますよね。
そんな時は味や視覚に変化をつけて試してみましょう。
離乳食で七草粥をあげるときの注意点と月齢別の目安
七草粥は「中期(7〜8か月頃)」からが安心
七草粥は消化の良いおかゆがベースなので、離乳食中期(生後7〜8か月頃)から少しずつ与えるのが目安です。
ただし、七草に含まれる「セリ」や「ナズナ」などは独特の香りや苦みがあるため、初期(5〜6か月)の赤ちゃんには刺激が強すぎることがあります。
まずは、赤ちゃんがおかゆややわらかい野菜に慣れた頃に、
・ほうれん草
・小松菜
・大根葉
などの七草に似た青菜からスタートすると安心です。
七草粥にチャレンジする場合は、七草をすりつぶす・細かく刻むなどして、赤ちゃんの発達段階に合わせて調整しましょう。
初めての七草粥は「一口ずつ」から
七草粥には複数の野草が入るため、一度にたくさん与えるのは避けたほうが無難です。
初めて食べる野菜は、1種類ずつ・1日1さじから試すのが基本。
もしもアレルギーや消化不良の反応が出た場合に、どの食材が原因か分かりやすくなります。
特にセリやナズナはアレルギー報告がまれにあるため、初回はほんの少量から始めてください。
また、七草セットを使う場合は必ず下ゆでしてアクを抜くことで、苦味やえぐみを抑えられます。
赤ちゃんが食べやすい七草粥のアレンジ
苦みがある七草粥は、次の工夫で食べやすくなります。
- すり鉢やブレンダーでなめらかにする
- 出汁で風味をつける(昆布・かつお・野菜スープ)
- 卵黄・しらす・豆腐を加える(離乳後期からOK)
- 少量の牛乳を加えてまろやかに
- 彩りににんじんやかぼちゃを加える
苦味がやわらぎ、見た目も優しい印象になります。
赤ちゃんの味覚はとても敏感なので、無理に七草全てを入れず、「2〜3種類を選ぶだけ」でも十分です。
七草粥、赤ちゃんはいつからOK?【まとめ】
赤ちゃんはいつから七草粥を食べられるか、というテーマについてですが、離乳食を始めてから何か月経っているか、で食べ方も変えていいですね。
最近ではあまりカチッと定められた形は無いので、アレンジは色々やってみましょう。
一家でおいしく食べて縁起の良い年を迎えるとともに、健康に過ごしたいですね。
また赤ちゃんの時はどうしてもアレルギー等も都度確認が必要な為、なかなか離乳食自体をスタート出来ないという方も多いかと思います。
様々な方のご意見も仰ぎつつ、医療機関が空いている時間に少しずつ進めていけば大事になる可能性は低くなるかと思います。
栄養満点な七草粥、どんな食べ方が好きか是非赤ちゃんの反応を見ながらアレンジを楽しんでください!